jQuery.trim()
は文字列の前後にある空白を削除する便利なメソッドです。半角空白だけでなく、全角空白、改行やタブも削除できます。
送信された文字列やインポートしたファイルに混入した余計な空白などを一発で削除できますね。
ただし、文字列の先頭と最後の空白しか処理されないため、中間にある空白は削除されません。
jQuery.trim()の使い方
文字列の前後の空白を削除
まずは文字列の前後にある半角の空白を削除してみましょう。
jQuery.trim()
で前後の空白を削除した文字列をコンソールログに出力します。
jQuery
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// 前後に半角空白を含む文字列を変数に格納 var str = ' 空白を削除するサンプルです。 '; // jQuery.trim()で空白削除 var res = $.trim(str); // コンソールログに出力 console.log(res); |
結果(コンソール)
以下のようにコンソールログに空白が削除された文字列が表示されます。
空白を削除するサンプルです。
構文
jQuery.trim()
は以下のような構文になります。
$.trim(str)
jQuery.trim()
の引数には文字列を指定します。
javascriptネイティブのtrim()
と違って、jQueryのメソッドであるjQuery.trim()
は頭に$
マークが付きます。
改行やタブ、全角スペースも削除
jQuery.trim()
は半角空白だけでなく、全角空白やタブによる余白、改行も削除してくれます。
以下サンプルにある
\t
はタブ、\n
は改行を表すエスケープシーケンスです。
jQuery
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// 前後にタブ、全角空白、改行を含む文字列を変数に格納 var str = '\t\t\t空白を除去するサンプルです。 \n'; // jQuery.trim()でタブ、全角空白、改行削除 var res = $.trim(str); // コンソールログに出力 console.log(res); |
上記コードでタブ、全角空白、改行も削除できます。
削除されない場合
文字の前後にある空白などを削除してくれるjQuery.trim()
ですが、文字列の中間にある空白などは削除されません。
空白を除去する サンプルです。
上記のように文字列の中間にある空白は削除されません。
中間にある空白を削除する場合は、以下のreplace()
などのメソッドを使いましょう。