よくAND
やOR
などと呼ばれる、条件を複数指定する場合に用います。
表記は2つずつありますが、記号(&&
や||
など)を用いることが多いようです。
厳密に言うと優先順位などが変わってきますが、普段はどちらかに統一してプログラムすれば問題はないでしょう。
ただ、基本的なルールを知っておくことで、思わぬところでハマったりすることもなくなるでしょう。
論理演算子一覧
論理演算子の一覧表です。
名前・タイプ | 演算子 | サンプル | 説明 |
---|---|---|---|
論理積(AND) | && | a && b | aとbが両方含まれる |
and | a and b | aとbが両方含まれる | |
論理和(OR) | || | a || b | aかbのどちらかが含まれる |
or | a or b | aかbのどちらかが含まれる | |
否定 | ! | !a | aではない |
排他的論理和 | xor | a xor b | aまたはbのどちらかが含まれるが、 両方とも含まれる場合は除く |
論理演算子の使い方
よく使われるのは&&
や||
、!
ですね。
年齢が20代の場合に「20代」と表示させる
年齢が20歳~29歳に該当するか判定する。
1 2 3 4 5 |
$age = 21; if($age >= 20 && $age <= 29) { echo '「20代」'; } |
以下のように表示される
「20代」
年齢が12歳以下か65歳以上のどちらかの場合に「特別料金にてご利用可能。」と表示させる
1 2 3 4 5 |
$age = 8; if($age <=12 || $age >=65) { echo '「特別料金にてご利用可能」'; } |
以下のように表示される
「特別料金にてご利用可能」
福岡県外にお住まいの方は除外する
1 2 3 4 5 |
$pref = '福岡県'; if(!$pref == '福岡県') { echo '福岡県にお住まいの方のみのご案内となります。'; } |
以下のように表示される
福岡県にお住まいの方のみのご案内となります。
論理演算子で&&
||
とAND
OR
がそれぞれ2つずつ用意されているのは、優先順位が違うからです。
&&
||
の方が優先順位が高いです。
両者を混合させて使わない限り影響はないでしょうが、もし特に統一もしていない場合は注意しましょう。